パニッシャー「ウォー・ゾーン」

アメリカ2008年12月5日上映
日本2009年4月18日上映
ライオンズゲート製作
監督レクシー・アレクサンダー
パニッシャー(フランク・キャッスル)役レイ・スティーヴンソン
ジグソウ(ビリー・ルソッティ)役ドミニク・ウェスト
アンジェラ・ドナテッリ役ジュリー・ベンツ
ポール・ブディアンスキーFBI捜査官役コリン・サーモン
ルーニー・ビン・ジム役ダグ・ハッチソン
マーティン・ソープ刑事役ダッシュ・ミホク
ライナス・マイクロチップ・リーバーマン役ウェイン・ナイト

スポンサーリンク


この作品は1人の処罰する者(パニッシャー)とマフィアら悪党との戦いでアメリカのニューヨークが舞台となっています。
元アメリカ軍兵のフランク・キャッスルはマフィアに家族を殺され法で裁けない悪に処刑を下す処罰する者(パニッシャー)になると決意する。
パニッシャーとしての生活から6年が経ったある夜フランクはニューヨークを牛耳る巨大マフィアのパーティ会場を襲撃した。
会場の電気が切れたと同時にパニッシャーはマフィアの幹部達を次々と処刑していき男前ビリーの異名を持つビリー・ルソッティだけは取り逃がしてしまう。
襲撃した会場にいた協力的な市警の刑事からビリーの逃げた先が波止場の倉庫であると聞いたフランクはすぐさま波止場へ急行する。
倉庫内へ侵入するとビリーの腹心であったドナテッリをまず射殺し処刑したのち続いて手下達を次々に処刑していく。
ビリーを追い詰めるとガラス粉砕器の中に突き落とすとスイッチを入れ処刑した。
すべての処刑を終えたフランクだったが間もなくドナテッリがFBIの潜入捜査官であったと知り衝撃を受ける。
ドナテッリの相棒だったブディアンスキーはドナテッリの家族の為パニッシャーを捕まえる決意をする。
本来護るべき人の命を奪ってしまった事で苦悩するフランクは思い詰めた末にドナテッリの家を訪れるもドナテッリの娘であるグレースの無垢な眼差しと妻アンジェラの憎しみを目の当たりにした。
フランクは自分がした事への罪悪感からパニッシャーとしての活動を辞めようと決意する。
その頃顔を包帯で覆い全身に酷い傷を持つ1人の男が違法医師の元に訪れた。
男の正体は死んだと思われていたビリーだった。
ビリーはパニッシャーに粉砕器に落とされたのち顔面の皮膚や腱さらには骨格までを引き裂かれながらも辛くも一命を取り留め生きていた。
医師により応急処置として割れた骨格を金属板で固定し、なくなった皮膚の代わりに馬の皮膚を縫いつけられたビリーは以前の男前ビリーの面影は一切なくなっていた。
見るも無惨な形相へと変貌したビリーは違法医師を殺害した後自らをジグソウと名乗り生き残った手下達と共にフランクへの復讐を誓うのだった。
ジグソウは手始めとして精神病院に監禁されている弟の食人鬼ルーニー・ビン(ジム)・(ジミー)を解放する。
その後自身の勢力を拡大する為国外の組織と生物兵器の裏取引に向けて乗り出そうとするが自身の資金の大半がなくなっている事に気付く。
かつて資金の調達役がフランクに殺害されたのとFBIの潜入捜査官という素性を持っていたドナテッリが資金をかすめ取っていたのでは思い込んだジグソウはドナテッリの家を襲撃しようとする。
その頃フランクは情報屋と武器屋でもあるマイクロチップ(ライナス)の元へ向かいパニッシャーを辞めるよう伝える。
しかしライナスからドナテッリの家族がジグソウと名乗る男に狙われ危険にさらされている事を聞かされる。
殺してしまったドナテッリの家族だけは何としてでも護ろうとジグソウを葬り去るまではパニッシャーの活動を続ける事を決意し直す。
ジグソウの配下が強盗を働きそこにフランクが駆けつけ倒すと配下からジグソウがドナテッリの家族の元に今向かっている事を知る。
パニッシャーが来るのを見張っていたブディアンスキーはフランクが現れると捕まえようと戦いになりブディアンスキーは倒れますが隙をついてフランクの腕に手錠をかける事に成功する。
フランクはドナテッリの家族が危険にさらされている事をブディアンスキーに言うが無視され連行される。
しかし無線からアンジェラの家に派遣した刑事の連絡が途絶えた事から本当だったとすぐにアンジェラの家に向かう。
家に着くとフランクを手錠で繋いだまま1人家に突入するとグレースとアンジェラは人質にされ捕まってしまいます。
フランクと元々協力的だった市警のパニッシャー対策課のソープ刑事はフランクの手錠を外します。
遅れてフランクが家に入りジグソウの手下を殺しアンジェラとグレースを救出するとブディアンスキーがジグソウを捕らえた。
フランクはグレースとアンジェラを自分の隠れ家に匿う事にする。
隠れ家にはフランクの妻子の遺品が残されていてアンジェラとグレースはフランクの心にも傷があると気付きます。
一方ジグソウは警察に連行されていたがFBIを呼び出しテロの情報と引き換えに釈放してほしいと交換条件を出す。
取引現場でロシア人マフィアをFBIに売り無罪になったジグソウはライナスの情報も得て釈放される。
ジグソウは邪魔されパニッシャーへの怒りと憎しみが増しニューヨーク中の様々な組織を一挙に集めてフランクを迎え撃つという大胆不敵な計画を企てる。
フランクの隠れ家にライナスの弟カルロスが現れライナスは母親の看病で家を出られないと聞き隠れ家をカルロスに任せフランクはライナスの家に行く。
ライナスの家に行くと釈放されたジグソウらによって荒らされライナスは捕まってしまっていた。
フランクがライナスの家に行っている間にジグソウはフランクをおびき寄せる為隠れ家を急襲しライナスの弟カルロスに致命傷を与えた後匿っていたグレースとアンジェラを捕まえる。
捕まえたライナスとアンジェラとグレースをアジトにしているホテルの上層階に閉じ込め監禁しニューヨーク中のマフィアを集めはじめるのだった。
隠れ家に戻ったフランクはカルロスを発見するがもう助からないと悟ったカルロスはフランクに殺してほしいと言いフランクはやむを得ず止めを刺しました。
卑劣なジグソウに怒りフランクは市警のブディアンスキーに協力を求めアンジェラとグレースをそしてライナスを助け出しジグソウと決着をつけようとしていました。
フランクは教会を訪れ友人の神父マイクに会いマイクは戦いの無益さを伝えますがフランクの意思は強くマイクはフランクに祈りを捧げました。
そこにブディアンスキーが現れジグソウのアジトに乗り込みます。
しかし予想を越えるマフィアの数にブディアンスキーの身を案じたフランクはブディアンスキーを気絶させ1人で戦いに挑みます。
圧倒的な強さでマフィア達を次々に殺していくフランクでしたが残ったジグソウは人質のライナスとグレースの両方の頭に銃を突き付けフランクにどちらか選べと言います。
フランクは苦渋の決断でライナスを見殺しにしグレースを助け残りのマフィアを殺します。
そしてアンジェラとグレースを逃がした後ジグソウを処刑し止めを刺しました。
無事に逃げ出しブディアンスキーに助けられたアンジェラはフランクに感謝の言葉をかけましたがフランクは何も言わず迎えに来たマイクと共に去っていきました。
激しい戦いに傷ついたフランクを送って行くマイクは街から悪党もいなくなった事だしパニッシャーを辞めてもいいのではと言います。
フランクが姿を消した途端に強盗がマイクの前に現れ財布を寄越せと言います。
その時フランクが再び現れ強盗を処罰したのだった。

スポンサーリンク


感想
今作の見所はパニッシャーの容赦ない殺しですかね。
パニッシャーならではの残酷さや躊躇のない悪への殺しは恐ろしさすらあります。
マーベルキャラの中でもこれほどの殺しをするキャラはいません。
とにかく次々とマフィアを殺していく圧倒的強さのパニッシャーおもしろいです。